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『夢』(ゆめ、英題:''Dreams'')は、1990年に公開された、黒澤明監督による日本とアメリカの合作映画である。 == 解説 == 「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」の8話からなるオムニバス形式。黒澤明自身が見た夢を元にしている〔「赤富士」については福武文庫版「まあだかい」( 著 ) での解説 (黒澤明のインタビューを収録) のなかで「東京日記」からの着想だと発言している。〕。各エピソードの前に、「こんな夢を見た」という文字が表示されるが、これは夏目漱石の『夢十夜』における各挿話の書き出しと同じである。 本作の特徴はCGである。演出補佐を務めた本多猪四郎が全編を通して役割を果たしている事から黒澤監督作品というよりも本多監督作品と位置付けられる出来であった。 本作は現在入手可能なDVDでは、オープニングおよびクロージングのクレジットタイトルは英文字表記となっているが、日本の劇場公開時は日本語表記であった。なお、日本語版にはスティーヴン・スピルバーグ提供とクレジットされているが、英語版にはない。 アメリカのワーナー・ブラザーズが配給権を有している為に、現在国内で上映可能なプリントは東京国立近代美術館フィルムセンターに保存されている1本のみである。そのため黒澤映画の中では『デルス・ウザーラ』同様、国内でのフィルム上映の機会に恵まれない作品である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夢 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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